型取りブロックについて
型取りブロックは、クレオスの型取り専用赤・青ブロックを使用します。
このブロック、使ってみたことのある人なら分かると思いますが、隙間からシリコンがめちゃくちゃ漏れます。
なので、漏れないようにするにはテープでしっかり補強するなどの処置をする必要があります。
パーツの仮配置とブロックの大きさ決め
まずは赤色の板の上にパーツを並べてみます。
この時、なるべく大きさの近いパーツを選んで並べた方が、シリコンの無駄が少ないです。
実際にレジン液が流れるのをイメージして、気泡が溜まらずに問題なくレジンが流れて充満する一番いい角度を見つけ、パーツの上下と頂点を決めます。
レジン液を流し込んだ際、気泡は上側に起きやすいので、細かいディテールのある面はなるべく下、接合面など目立たない部分を上側に向けるように配置します。
各パーツ同士の間、壁からパーツの間は最低1~2cm以上は開けるようにした方がいいです。
隙間を広く取ると型ずれなどのトラブルは起きにくくなりますが、その分シリコンを余分に消費します。
パーツの下処理
パーツの配置が決まったら、パーツにパーティングラインのアタリ線と頂点の位置をマジックで描き込みます。
シリコンを切開する際、このパーティングラインのアタリを目印にして切り開いていくことになります。
ブロック底面の処理
壁になる位置に、青のブロックを一段だけ囲います。
青ブロックの範囲内の底面(赤板)にOPPテープを貼ります。
何もせずこのままシリコンを流すと赤板の凹凸がシリコン型に移ってしまいますが、赤板の凹凸をテープで覆うことでそれを簡単に切り離せるようにします。
壁ブロックの組み上げ
パーツがすっぽり収まる高さまで青ブロックの壁を積んでいきます。
通常はレンガ積みのようにブロックをずらしながら組んでブロック間の隙間を無くしますが(それでもシリコンは漏れますが…)、組むのも解体するのも手間がかかりすぎるので、私は最下段と最上段以外の間のブロックはずらさずに一列に揃えて積みます。
もちろんこれだとブロックとブロックの間が隙間だらけになるので、最上段だけレンガ積みして壁を固定したら、壁の外周をOPPテープでぐるぐる巻きにして隙間を無くします。
これでブロック型の組み立ては完成です。