複製の型を組み立てていきます。

前項で作成したシリコン型を組み合わせ、下からラップで包み込むように巻き、両端をセロハンテープで止めます。

シリコン型をラップで包む1
シリコン型をラップで包む2

  
プラダン(プラスチック段ボール)を適切な大きさにカットして、型の周りに巻いて壁を作ります。

この壁に余剰レジンを溜める仕組みにしているため、壁の高さはシリコン型の上面から5cm以上あると十分です。

また、プラダンだと縦に筋が入っているため折り曲げやすく加工が楽であり、費用も安いのでプラ板を使うよりも低コストで済みます。

プラダンを型に巻いてカット1
プラダンを型に巻いてカット2

 
大きさを合わせてカットしたら、底面に当たる部分に粘着力が強めのガムテープを貼りつけて、断面の穴を塞ぐようにします。

レジン液を流す際に断面の穴からプラダンの中にレジン液が侵入していくのを防ぐためで、レジン硬化後の型の解体が楽になります。

プラダンの底辺にガムテープ貼り付け

 
再度シリコン型にプラダンの壁を巻き付け、セロテープで仮止めします。

プラダンの壁を巻き付け、セロテープで仮止め

OPPテープでプラダンの隙間を埋めるように貼り付けていきます。

図を参考に、まずは縦方向にOPPテープを貼り、さらに底面の淵にOPPテープをぐるぐる巻きにして閉じる→底面にOPPテープを貼る→底面の淵にOPPテープをぐるぐる巻きにして閉じる…と繰り返します。

OPPテープで隙間綴じ1
OPPテープで隙間綴じ2
OPPテープで隙間綴じ3

OPPテープで隙間綴じ4
OPPテープで隙間綴じ5
OPPテープで隙間綴じ6

 
特に底面はレジン液漏れが起きないよう、テープになるべくシワが入らないように気を付け、隙間ができないように念入りに巻き付けます。

型の底にアルミを被せて、レジン液が漏れても流出しないよう受け皿を作ります。

合板2枚とクイックバークランプで型を挟み込み、レジン液を流した時の型の膨らみ、型ずれを防ぎます。

締め込みすぎると逆に型が変形するので、ほどほどにします。

合板2枚とクイックバークランプで型を挟み込む1
合板2枚とクイックバークランプで型を挟み込む2

これでレジン液を注ぐ準備ができました。

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