ZBrushの便利な技

・サブツールを素早く切り替える
キャンバス上で、選択中のサブツール以外のメッシュを「Alt+クリック」するとそのメッシュのサブツールに選択が切り替わる。
  

・任意のポリグループのみを素早くアンマスク
トランスポーズ・ギズモ3Dのいずれかのモード中に、メッシュ内のポリグループを「Ctrl+クリック」すると、そのポリグループ以外がマスクされたアンマスク状態になる。
  

・マスクに素早くブラーを掛ける
ブラシモードでメッシュにマスクを部分指定している時、そのメッシュ上で「Ctrl+クリック」するとマスクにブラーが掛かる。連打連打。
  

・Ctrl+移動でメッシュを複製
トランスポーズまたはギズモ3Dモード中に、メッシュ上で「Ctrl+移動」することでメッシュを簡単に複製できる。

複製後のメッシュは同サブツール内に同じポリグループで作られるので、複製後は「シェル分割」「マスク分割」でサブツール分けするか「自動グループ」でポリグループ分けすると扱いやすい。
  

・部分表示選択を直感的に使う
Ctrl+Shiftを使って部分表示選択を行う際、Ctrl+Shiftで指定範囲だけ表示するよりも、Alt+Ctrl+Shiftで指定範囲を削っていくようにした方が直感的で使いやすい。
  

・画像データを立体へ
Photoshopなどで、元の立体化したい画像を白黒に変換する。

「アルファ」→「インポート」で、用意した画像をインポートする。

サブツールパレットの「アペンド」「挿入」のいずれかでデフォルトのメッシュ「Plane3D(四角い板状メッシュ)」を呼び出す。

ディバイドを実行してSubDivレベルを4~5くらいまで上げる。

「マスキング」→「アルファによるマスク」を適応すると、板状メッシュにアルファ画像がマスクで描かれる。

「マスク境界にエッジループ」を実行してマスクの境界を滑らかにし、必要に応じてポリグループスムーズブラシや水平のMoveブラシなどで形を整える。

「抽出」や「マスク分割」などで欲しい形だけを切り出す。

「パネルループ」で厚みを付けて立体の出来上がり。
 

・きつい谷部分を埋める
きつい谷部分は、Altを押しながらのTlimブラシで谷を埋めるようにスカルプトできる。
  

・真っすぐなストロークでスカルプト
ブラシを描き始めてから途中でShiftを押し続けると、まっすぐな線に沿ったストロークでスカルプトできる。
  

・2つのパーツの交差部分から滑らかな分割面を作る
2つのパーツをライブブーリアンで減算する(どちらからどちらを引いても結果は同じ)。

生成されたメッシュを「挿入」「アペンド」のいずれかでツール内にインポートする。

ブーリアン処理された面が別のポリグループになっているので、そのポリグループのみをマスク選択し、「マスク箇所を分割」→「削除」する。

「穴閉じ」を実行すると、空いた穴が滑らかな曲面で閉じられる。

滑らかな面ができたパーツで、もう一つのパーツを再度ライブブーリアンで減算すると、2つのメッシュを滑らかな曲面で分割できる。
  

・キャンバスのカメラ操作の仕様
ブラシモード時、空間をドラッグしてカメラを操作すると最後にスカルプトした点を中心にカメラが動くが、メッシュ上を右クリックでドラッグすると、右クリックした点を中心にカメラ操作できる。

右クリックでのカメラ操作は、ブラシモード中にカメラの中心点が離れすぎてカメラ操作の挙動がおかしくなった時に有効。
  

・ダボの凹凸を一つのサブツールとして用意しておく
あらかじめクリアランス調整したダボの凹凸を一つのサブツールとして保存しておくことで、他ツールへインポートして簡単に使い回せるようにすると効率的。

凹凸をそれぞれ赤・青などで色分けしておくと、ダボ付け時にどっちがどっちか判断しやすく、ミスが減ってさらに便利に。
  

    


ZBrushのトラブルシューティング

・画面一杯にメッシュの表示が残っている
何らかの操作ミスで 「スナップショット(Shift+s)」が誤発動している。
「レイヤー」→「クリア」で消去できる。
  

・高解像度ダイナメッシュで固まる
おそらく最も起きやすい地雷案件。

最初からいきなり高い解像度で実行せず、低解像度で実行→アンドゥを繰り返して少しずつ数値を上げていき、任意の解像度まで持っていくようにする。

普段からこまめな保存を心掛け、特にダイナメッシュなどの固まりやすい機能やパーツ消去などの不可逆な動作を行う時は、事前に必ず保存する癖をつけること。
  

・「マスク箇所を分割」が灰色になっていて実行できない
メッシュにサブディビジョンレベルが適応されていると、ボタンがグレーアウトして実行できなくなる。

他にもSubDivレベルを持っていると使用できない機能は多々ある。
   

・「ツール→インポート」で objファイルなどを読み込むと、現在選択中のサブツールが上書きされる
あらかじめ「挿入」「アペンド」で適当なデフォルトメッシュを呼び出して、その上からインポートする。

上書きされてもCtrl+zで復元可能なので落ち着いて。
  

・ギズモ3Dのカーソルが行方不明になった
選択中のサブツールのメッシュ上で「Alt+クリック」すると、そのポイントにギズモ3Dのカーソルが戻ってくる。
  

・メッシュが行方不明になった
極端なトランスポーズやカメラ操作でメッシュがキャンバス外に出て見失っても、「f」 キーを押すと選択中のメッシュが画面に拡大表示される。
   

・デシメーションでメッシュが崩れることがある
特に正方形の角や平面部分で崩れることが多い。

デシメーション実行後は、崩れている部分がないかよく確認する。
   

・ZBrushが難しすぎて覚えられない
仕様です。
   

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